● 極小バリレス加工技術
各エッジ部にほぼバリが出ない、極小部品のバリレス加工が可能です。
機械加工後のバリ高さを5㎛以下に抑えます。
製品情報
■太さ(最大部):φ0.3mm +/-0.01
■長さ:0.5mm +/-0.01
■被削材:SUS303
● 穴あけ加工技術
極小径φ0.15mmの穴加工が可能です。
また、穴深さ(L)/穴径(D)≧25の小径深穴加工にも対応できます。
製品情報
■外径:φ0.4mm +/-0.01
■穴径:φ0.15mm +/-0.01
■穴深さ:4mm(貫通) +/-0.01
● アンダーカット加工技術
アンダーカット加工で内径溝内に端面溝を加工することができます。
市販工具で加工できない形状は自社製工具で対応しているため、試作の短納期対応が可能です。
製品情報
■穴径:φ8mm
■壁溝:1mm×6mm
■被削材:SUS303
● 薄肉加工技術
片肉0.04mm +/-0.01の薄肉加工が可能です。
製品情報
■厚さ:0.04mm +/-0.01mm
■外径:φ16.8mm、内径φ16.72mm
■高さ:20mm
市販の刃具で加工できない形状は、自社で刃具を製作し対応しています。
そのため、複雑な形状の加工や試作の短納期対応が可能です。
また、製品毎に適した刃具を自社で製作することにより、品質レベルを向上させています。
現在約3000種の刃具を扱っており、その中の約800種が自社製刃具です。
刃具製作は創業当初から行っており、西田精機の高精度な加工の原点ともいえます。
刃先の角度の僅かな違いが加工の良し悪しや製品の精度の向上に直結するため、刃具製作には熟練の技が必要です。
創業より受け継がれる刃具研磨技術は勿論、より高精度な加工を行うための刃具を考案する発想力も西田精機の強みの一つです。
加工条件の調整と管理
加工設備の回転速度や刃物の取り付け角度などの加工条件を最適にするために、
段取り用サンプルでトライアル加工を行います。
その寸法を測定し、管理図(X-bar,R管理図など)で見える化して最適条件を決めています。
画像測定器を使用し、部品形状を三次元画像に変換し、形状や表面の状態を数値分析しています。
表面粗さの検査例
良品
計測名 | 測定値(平均) | 単位 |
Ra | 1.09 | μm |
Rz | 5.52 | μm |
表面粗さの検査例
不良品
計測名 | 測定値(平均) | 単位 |
Ra | 11.62 | μm |
Rz | 57.09 | μm |